〜 義務と権利(4) 〜<主張される権利>「義務と権利(3)」の続き・・・ さてこれから本題と言いながら、二週間も経ってしまいました。 いやぁ〜すいません。 というわけで気を取り直して・・・ いろんな人と話していると「この人の話は納得だなぁ〜」とか 「この人の話は納得いかないなぁ〜」とか まあ様々に感じるわけですが。 自分なりに分析すると、後者は「権利ばかりを主張する人」もしくは「自分で抱え込んで権利を主張しない人」 もちろん僕の感じるところってことだけですよ(苦笑) そして前者は「権利を得ることは、義務を負うことだと分かっている人」 <権利と権利>ところで権利と権利はぶつかり合うことがよくあります。 だから裁判所が必要だったりするわけで・・・ にしてもちょっと極端な例ではありますが。 「交通ルールの理解は不十分だけれども、単独で通学、もしくは通勤させたい!」 もちろん当事者の願いではなく、保護者の願いです。 確かに現場で覚えるのが一番、危険な目にあってこそ初めてわかることもある。 でもそれを「うちの子の権利です。」って言われると僕は悩んでしまいます。 だって「他者の権利を侵害しない」っていう義務を負うことなく、投げかけられた言葉だから・・・ <加害者の人権>もし車にはねられてしまったらどうするんですか? そうたずねると・・・ 「それも運命だと思います。もし車にはねられて死んだとしても、はねた人を恨んだりしません。」 えーーー はねてしまった人、はねて殺してしまった人のことをどう考えてるんですか? そう思っちゃいます。 <無罪と言われても>っていうかもしはねたのが僕なら・・・ いくら交通ルールを無視した障がいを持った当事者が悪いのだから、はねた自分には責任がないと言われても??? 自分の心にそう言い聞かせる自信はありません。 きっと「もう少し注意していれば・・・」とか 「あの時、違う道を通っていれば・・・」とか 戻ることはできない過去に向けて自問自答し、その苦しみから簡単には抜け出せないのではって! 「義務と権利(5)」に続く・・・ 平成22年8月10日(火)
(C) Takashi Yokota 2010
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