〜 構造化という支援(4) 〜<やる気>というわけで「構造化という支援(3)」の続き・・・ さて前回の最後で「後は我が住人たちのやる気しだい」と書きました。
確かにメリットは大きな要素です。
<壁塗り> あなたは今、果てしなく続く壁の前にいます。
あなたの親方は「何時まで塗る」とか「どこまで塗る」とかの指示をくれません。
どこまでも続く壁の前で、いつまで塗れば終わるのかわからず、あなたは途方に暮れてしまいました。 <終わりの提示>そう人のやる気を引き出すために、まず最初に考えなければならないのは、実は「どうすれば終わりなのか」を伝えることなのです。 ではその終わりを、言葉で伝えることができない我が住人たちに、どうやって伝えればよいのでしょうか? 紙の裁断の話に戻ります。 紙の裁断作業の場合なら「紙がなくなれば終了」ってのが、一番わかりやすいかと・・・ というわけで我が住人たちに5枚ずつ紙を渡してみました。
5枚重ねて一度に切ってしまいました。 そのため紙はきれいに切れておらず、大きさがバラバラになってしまいました。 <やっぱり一目瞭然>「う〜ん、どうにかして一枚ずつ紙を切ってもらいたいなぁ・・・」 そう感じたあなたは、この仕事に向いています(笑) 「一枚ずつ切ることを一目瞭然に伝えたい!」ってこの気持ちがとても大切。 さてあなたならどうしますか? 「構造化という支援(5)」に続く・・・ 平成22年2月3日(水)
(C) Takashi Yokota 2010
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