〜 注意喚起ーズ(4) 〜<無反応は万能?>「注意喚起ーズ(3)」の続き・・・ さて前回、注意喚起行動に対して無反応で押し通し、結果注意喚起行動がなくなり「めでたしめでたし」って書きましたが・・・ もちろん「無反応」でいつも上手くいくとは限りません。 っていうか現実には無反応で押し通せないことが、たくさんたくさんあるのです! <思う壺>我が住人に雑誌をペラペラとめくって遊ぶのが好き人がいました。 休憩中にはいつもソファーに座って、雑誌をペラペラとめくって楽しそうにしていました。 ある時、彼の部屋から「ダーッ」と走る音が聞こえ、次に水の流れる音が「ジャーッ」と。 何があったのかと思い、急いで見に行くと、彼の部屋の横にある台所のシンクから水が飛び散って・・・ 近寄って見ると、シンクに投げ入れられた雑誌に、蛇口全開の水が叩きつけられて! 僕は思わず「エーーーーッ」と大きな声をあげてしまいました。 するとその声を聞いてか、彼の部屋から楽しそうな笑い声が・・・ <エスカレート>「ここで注意しては我が住人の思う壺!」と自分に言い聞かせて・・・ 「無反応、無反応・・・」と。 しかし彼の注意喚起行動は、この後ドンドンとエスカレートしていったのです。 最初は濡らされてしまうのは彼の雑誌だけだったのですが、そのうちに隣の部屋の人の雑誌も犠牲に・・・ 終いには職員室から書類等を持ち出して・・・ <注意喚起と笑顔>こんな時にはやはり「構造化」 ・蛇口の水を元から止めてしまう。 ・隣の部屋の人に鍵をかけてもらう。 などなど・・・ いくらでもやり口は見つかります。 にしても注意喚起的ないたずらをしている時の彼の表情は
そんな彼のトビっきりの笑顔が僕にこうささやきかけるのです。 「安易に構造化で解決してよいのか?」と!! 「注意喚起ーズ(5)」に続く・・・ 平成22年3月31日(水)
(C) Takashi Yokota 2010
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