〜 義務と権利(1) 〜<コスパ>コストパフォーマンスの悪い職業 ベスト3! こんな記事が新聞に載っていたので、見てみると・・・ 1位:福祉施設職員 2位:美容師 3位:病院の介護職員 にしてもコストパフォーマンスが悪い職業とは、何を指して言うのだろうか? それは給料が悪い。 労働時間が長い。 休みが少ない。 etc・・・ にしても1位と3位は、ある意味同根。 福祉関係者はどうもこの世の中では待遇がイマイチのようだ。 <やりがいは報酬?>ちなみに僕の福祉職員時代、ご他聞にもれず薄給だったとは思う。 保護者が僕によくこう話したものだ。 「職員には本当に感謝している。でも自分の息子、娘には福祉の仕事には就いてもらいたくない。」って・・・ 確かにコストパフォーマンスを考えれば、「そりゃないぜ」って感じたこともしばしばだったが、やりがいっていうやつがね。 自分が必要とされていることが、目に見えて分かる笑顔という報酬。 誤解かもしれないけど、「必要とされている」そう思えるから頑張れたのは事実だ。 <やりがいだけでは続かない>ところで僕の考えはこうだ。 「福祉は役所、要は自治体がすべきことを外注で下請けの福祉関係施設にお願いしている。」 だから福祉関係者の給与は、公務員の給与と同じくらいが適正なのではって! しかし実態は公務員の給与とは比べようのないほど超低空飛行・・・ 下請けだから当然っすかね(苦笑) 心ある支援者が、金銭的な理由で福祉の現場を去っていくのを見るのはとってもつらい。 <自治体の意義>にしても僕は役所の下請けなのであるから、役所との連携は当然だと思って仕事をしていた。 僕にとって役所は、真摯に向き合って相談すればきちんと耳を傾けてくれる場所であった。 しかし多くの福祉職員の意見とは違うようだ。 「役所とは税金を管理する場所!」 当然そうあるべきだと思う。 しかしそれだけが彼らの仕事ではないだろう。 「義務と権利(2)」に続く・・・ 平成22年7月12日(月)
(C) Takashi Yokota 2010
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