〜 体験と経験(3) 〜<僕も指示待ち>というわけで「体験と経験(2)」の続き・・・ 大学時代、僕はコンビニエンスストアでアルバイトをしていました。
しかし一週間くらいすると「この時間にジュースの補充をして・・・」とか
そう仕事の流れがわかり始めて、やっと自分で考えて動くことができるように! <自分を出す>他者との関わりの中で「自分を出す」っていっても、最初からってわけにはなかなか。 もちろん「最初からバンバン自分を出せます」っていう人もいるとは思いますが、僕そして我が住人たちは奥ゆかしいので(笑) ではどうなると自分が出てくるのでしょうか?
「枠組みや流れを理解する」→「自分を発揮」
「体験と経験(2)」の我が住人が毎日同じ散歩コースを歩いたことで、表出が始まったのはこのことなのか!っと。 <千里の道> 「いろんなことを経験させてあげたい!」
しかしそれではダメだと、我が住人たちが僕に気付かせてくれたのです。
「体験」を「経験」に変える術を・・・ 平成15年、障がい者施策が「措置」から「支援費」に変わり、福祉の中に初めてサービスという概念が導入されました。
でも我が住人たちが望んだものは「体験」ではなかったのです。
1年かかるかもしれない。
でもいつかきっと・・・ <イチゴ狩り>僕は我が住人たちと、毎年必ず「イチゴ狩り」をしていました。 最初の年、どうしてよいのかわからずに戸惑っていた我が住人もいました。
でも回を重ねるごとに、彼は「イチゴ狩り」ってものを理解していき・・・
体験は汎化しにくいけど、経験は汎化するんだなぁ〜って。 にしても人生はバランスが重要!
ただサポートする人は「体験の特性」「経験の特性」の、それぞれを理解していることが必要なのだと。 平成22年1月22日(金)
(C) Takashi Yokota 2010
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