〜 僕たちの失敗(2) 〜<同一性保持>というわけで「僕たちの失敗(1)」の続き・・・ 自閉症の人の中には同一性保持を強く求める人がいます。
これは自閉症の人たちが「変化に弱い」と言われている理由のひとつでもあります。
<ドア> 我が住人のひとりに、とても同一性保持の強い人がいます。
ドアは
この過程のひとつでもないと大混乱!
僕が先に入ったので、良かれと思いドアを開けておくと・・・
逆もまた然り。
<説得>さてウィンドウエアコンの話に戻ります。 窓の半開きに納得できない我が住人、ちなみにドアの彼とは別の人です。
しかし排気ができなければ、エアコンは意味を成しません。 そこでまずこのように紙に書いて・・・ 「○○さんへ エアコンがつきました。涼しいですね。エアコンは暖かい空気を外に出して、部屋を涼しくします。窓を開けておいてくださいね。」
「わかったよぉ〜」と彼は元気に答えてくれました。
けれど僕が彼の部屋を出るや否や、窓が閉まる音がしました。 <構造化の登場>次に窓を開けておく位置にビニールテープを貼り、彼に一目瞭然、つまり構造的なアプローチで理解をしてもらおうと。 しかし窓は閉まりました。 今度は窓と窓が重なる部分だけに色を塗ってみました。
でも窓はやはり閉まるのです。 「僕たちの失敗(3)」に続く・・・ 平成22年2月17日(水)
(C) Takashi Yokota 2010
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