「はいお駄賃!」
子どもの頃、お手伝いしたりしてもらったことがありませんか?
お駄賃(笑)
「お手伝いをする」→「お駄賃が発生」
「何かをして対価を得る」という社会のシステムを、僕らは小さな頃から学んできたようです。
もちろん逆も(苦笑)
「イタズラする」→「叱られる」などなど・・・
我が住人と関わる際に、「彼らのメリットをどう設定するか」という壁にぶち当たります。
仕事をしてもらうにしても、その対価をどうするかっていうのは難しいところ。
例えば「給料日にお金を渡してみました」→「千円札をひらひらさせて遊んだ後、ゴミ箱に捨てました」
お金の価値が分からなければ、当然ですよね。
とはいえ何かメリットがなければ、集中して仕事なんて・・・
「理由もなく、繰り返し繰り返し、同じことをする」ことほどツライものはありませんよね。
だから「がんばった証」をどう伝えるかは、は重大な問題なのです。
もちろん給料という形で月1回でわからなければ、週給でもよいでしょうし、日給でもよいわけです。
当然、お駄賃のように作業終了毎にメリットを発生させるなんてこともありでしょう。
「一人ひとりにわかる形でメリットを発生させる」→「その行動が強化される」
「やる気」って大切ですよね!
メリットを発生させて行動が強化されるなら、デメリットの発生で「行動の弱化」ができるのかも!
弱化したい行動をした後に・・・
「ドーンと叱ってみました」
→「もっとエスカレートしました」
この話は「注意喚起ーズ」を読んでいただくとして・・・
今回は「メリットが発生しない」というデメリットについて考えてみたいと思います。
我が住人の中に「次の行動になかなか移れない」っていう人がいました。
例えばドアを開ける。
「ドアの前に立つ」ここで一時停止
「ドアノブをつかむ」ここで一時停止
「ドアノブをまわす」ここで一時停止
「ドアを開ける」ここで一時停止・・・
ってなわけで一事が万事この感じ(泣)
万事休す!
「メリーとデメリ(2)」に続く・・・